私たちは、このような組織です。
私たち協同組合新潟木工センターは、
1962(昭和37)年9月、新潟市の家具業界で働く
有志22名によって設立された協同組織です。
木工関連の企業同士が切磋琢磨し技術を「磨き合い」、
資材の共同購入などによる事業の効率化で互いに「支え合い」、
また1964年に発生した新潟地震や、その後のオイルショックなど
数々の危機を「助け合って」乗り越えてきました。
まるで年輪を重ねるように。
激動の50年を生き抜いてきたたくましさがあります。
新潟市の指定団地第1号としてスタートした新潟木工センターは、
やがて県内最大級の規模を誇る木工生産の拠点となりました。
しかし1980年代頃をピークに国内の木製品の生産は減少。
組合加盟企業のうち、木工関連の会社はごくわずかとなりました。
けれどもこの一帯は今でも「木工団地」の名で親しまれ、
組合設立から50年を経た現在は、ものづくり・物流・サービスなど
様々な業種のプロが集まる一大エリアとなっています。
それは、あたかも木が年輪を重ねるように
加盟企業がそれぞれの時代を受け止め、たくましく生きてきた証です。
近年では、団地のそばを流れる通船川沿いのあじさいの植栽、
また東日本大震災では工場団地協同組合の一員として
被災会員組合への支援を行うなど、新たな連携・活動も
始まっています。
50年にわたり続けてきた「継続の力」を「未来の力」に。
協同組合 新潟木工センターは、
これからも新潟の産業を支え、よりよい地元や社会をつくるために
知恵と力を出し合い、前進してまいります。